花卉業界が抱える大きな問題の一つ、通常日と繁忙期の扱い量の差

8月お盆、3月と9月のお彼岸、年末、5月母の日と、この5回の繁忙期には通常日の2倍～3倍の商品が世界中から市場に集まります。（大阪鶴見市場の場合、通常日3万～4万ケース、繁忙期7万～9万ケース）

同じ建物でこの差を処理する訳ですから繁忙期には市場内がパンク、混乱し、集まった荷物が正常通りに処理できず、荷物が出てくるのが大幅に遅くなります。

昨年8月お盆は約9万ケースと過去最高の入荷量となり、配送時間が大幅に遅くなりお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。

 

何とか上記の大きな問題を少しでも解決するため、現在市場、FCONでは下記の様なさまざまな取り組み努力をしています。

 

 

市場

※新施設大型定温倉庫の建設（早めに集荷した商品を定温管理できる）

※WEB販売時間の前倒し11時～21時（荷物の場内処理時間も前倒しにすることで物流トラックの早期発車を推進していく）

※各産地からの出荷情報や着荷時間を早くする（出荷情報のメール化や着荷時間を0時に目標設定することにより、作業の効率化とスピードアップを図り、市場内の物流の円滑化を図る）

※一般買参人向け在宅セリの導入（実際のセリに来場する買参人の入溝を軽減し、作業場を確保できる）

※繁忙期の市場内入場制限（セリ買参人及び仲卸顧客の荷分けスペースへの入場を制限し、外部転送を優先し場内処理を行う

※繁忙期に臨時作業場所の確保（大口買参人が外部で作業する事で場内の作業場を確保できる）

※場内用台車を増量（場内物流がスムーズになる）

※集荷、出荷共にパレット輸送、台車輸送の推進（場内物流がスムーズになる）

 

F・CON

※市場内物流業者フラワーサービスとの連携をはかり仕分けスピードを速くしている

※各繁忙期ごとに反省会をし、細かな改善を繰り返している

※輸送トラックの増便

※仕分け作業のスマート化

※仕分け作業員の増員

 

以上、毎年さまざまな改善を繰り返し、少しでも早くお客様のもとに商品をお届けできる様にしておりますが、それでも通常よりも大幅に遅延する事が予測されます。

そこで、会員の皆様には平成29年8月お盆繁忙期の予測を会員専用ページからPDFダウンロードして頂けますので、是非一度ご覧になってください。

 

よろしくお願い致します<m(__)m>